こんにちは、いずみ（@izum_i_nsta）です。
みなさんは、ドバイと聞くとどんなところを想像しますか？
ドバイに住んでいた頃、日本の友達にはいつも
お金持ちばっかりなんでしょ？と言われていました。
今回は数年住んでみて分かった、ドバイの現実をお伝えしたいと思います。
ドバイって国？都市？
ドバイは、UAE（アラブ首長国連邦）の首長国の一つです。
UAEは、ドバイ、アブダビを含む７つの首長国から成り立っています。
首都はドバイのお隣アブダビです。
首長国ごとにそれぞれの王様がいて、法律も少しずつ違います。
UAEはイスラム教の国ですが、ドバイは観光客も外国人居住者も多いので、
イスラム教関連の規定は比較的とても緩いです。
お金持ちの国！？
確かに、お金持ちもたくさんいます。
基本的に現地人は全員お金持ちです。
国が信じられないレベルで援助しているんだとか。
それに加え、現地人を守る為の法律がたくさんあります。
でも、居住者の現地人の割合は10-20%で残りは外国人。
外国人でも、手に職を持っている人は他の国よりも稼げると思います。
（医者、弁護士、エンジニアなどなど）
でもお金持ちがいるという事は、それに遣われる人がいる訳で。
実は出稼ぎ労働者がものすごく多いです。
フィリピン、インド、パキスタン、バングラデシュ、スリランカ等。
ほとんどが、低所得な国の人たち。
ドバイの物価は高いのに、すごい低賃金で働いてる。
でも、それでも自分の国にいる家族を養える訳です。
実際にドバイで生活していても、現地人と接することはほぼありません。
生活していて接するのって働いている労働者ですよね。
外国人ばかりです。
外国人労働者を積極的に受け入れる国。
日本でも近年、外国人労働者が増えてきましたが、
ドバイは、外国人労働者の受け入れにとても積極的です。
仕事を見つけたら、会社がビザ出してくれて、
家も用意してくれて、簡単に働きに行ける国。
もし、とにかく外国で働いてみたい、という方がいらっしゃれば、
ドバイはとても積極的な国の一つです。
なぜなら、ドバイは基本的な国の考え方が、
”現地人が働かずとも豊かでいれる国を目指す”というものだから。
国に守られる現地人たち。
前述しましたが、UAEには現地人を守る法律がたくさんあります。
例としては、
- 従業員の〇〇％は現地人を雇わなければならない。
- 現地人はクビにはできない。
- UAEで起業する場合は、現地人パートナーに51％以上の株を所有させる。
＊例外あり。（外国人に権利を与えない為ですね。）
などなど。私の知らないものもたくさんあると思います。
こういった法律によって、現地人であるだけで仕事はある。
そして、働かずともクビになることはない為、
幽霊社員等になるという事態が起きるんですね。
要は、外国人労働者を呼び寄せるが、権利を与え過ぎず、
なおかつ、現地人の職を確保しているのです。
でも、永住は難しい。
ここからは日本人にとってはあまり理解できない話かもしれません。
日本はとても恵まれた国です。
しかし、世界には色んな国があって、
自国の様々な状況（経済、治安等）を理由に、もしくはより豊かな生活を求めて、
他の国に移住したいという人が山ほどいます。
例えば、私が昔住んでいたオーストラリアは、移民がとても多い国です。
移住する際の基本的な過程としては、
仕事を得る→仕事先がスポンサービザを出す→数年経てば永住権を取れる
というものです。
そうすれば、その国に住む権利が与えられるので、
仕事を辞めようと変えようと自由な訳です。
人間ですから、歳も取れば、病気にもなります。
でも、UAEでは基本的に永住権というものはありません。
2019年に初めて永住権を発給したようですが、UAE有数の実業家に対してでした。
ということは、めちゃくちゃお金持ちである必要がある訳です笑
何年住んでも外国人に永住権は与えない。
外国人労働者の受け入れにとても積極的なのに対して、
永住権は発給しない。
これは、本当に労働力のみを求めている、ということだと思います。
終わりに。
いかがでしたか？
正直、ドバイのイメージとはだいぶ違ったと思います。
私は専門家ではないので、至らないところもあるかと思いますが、
数年住んでみて得た情報です。
良ければこちらの記事も併せて読んでみてください。
ドバイに旅行？住む？知っておきたい！ちょっと変わった”普通”
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