アルゼンチン、コロナによるロックダウンの影響。【在住者による】

海外生活リアル

こんにちは、いずみ@izum_i_nsta)です。

2020年は誰もが忘れない年になりましたね。

現在、アルゼンチンに住んでいる筆者ですが、
今回の新型コロナウイルスによるパンデミックの影響を
個人的な経験も含めて書きたいと思います。

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コロナ。南米上陸、アルゼンチンにも。

2020年に入り、最初は中国を初めとするアジアを中心に
広がりを見せた新型コロナウイルスでしたが、
徐々に世界中へと広がっていきましたね。

2月末になり南米にもついに上陸です。

3月3日、アルゼンチンで初めてのコロナウイルスが確認されました。

私はというと、妊娠中、それも臨月でした。

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出産。

その数日後、予定日までまだ2週間ほどあったのですが、
破水し出産することに。

アルゼンチンでの出産に関してはこちらの記事で詳しく書いてます。
海外で出産。日本と違ったこと。

分娩室で我が子が産まれた直後、私が赤ちゃんを抱っこしていると、
主治医でも助産師でもない誰か(分娩室なので病院の人ではあると思いますが。)が入ってきて、
彼に私の事を聞いています。

日本人?住んでるの?旅行で来てるの?

そのときは何の事かさっぱりでしたが、
コロナを警戒しての事だったようです。

中国から発生したコロナですから、
まだこの頃は世界中でアジア人差別が起きていました。

日本人には要注意だったんでしょうね。

もちろん、14日(コロナの潜伏期間)の間に日本から来て、
今ここで出産してる訳ないというのは、考えれば分かると思いますが笑。

また、私の産んだ病院は、産婦人科だけでなく他の科もある病院だったのですが、
私たちが退院した数日後にコロナ患者が出ていました。

早いように思えた産後2日での退院も、結果的によかったです。

アルゼンチン全土、ロックダウン。

そして、アルゼンチン国内でも徐々に感染者数が増え、
3月20日、アルゼンチン全土を対象としたロックダウンが始まりました。

国によって多少の違いはあるかと思いますが、
アルゼンチンのロックダウンは、基本的に
スーパー、病院、薬局以外は閉めるというもの。

が、しかし!

ロックダウンが始まって2ヶ月ほど経った頃、感染者が増え始め、
更にその後もどんどん増え続けています。

そんな訳で、この3月に始まったロックダウン、
現在(8月)も続いているんですよね。。。

ロックダウンにも段階があって、
一番厳しい段階だったのは最初の2週間と、その後再度感染者数の上がった2週間のみ。

国民も何ヶ月も店を閉めていては生活ができないので、
何かしらの対策をしながら店を開けているのが現状です。

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スキンシップの取り方。

欧米は日頃からハグやキスなどスキンシップが激しいですが、
アルゼンチンも例外ではありません。

アルゼンチンでは、右の頬を合わせて挨拶をします。
(フランスは右、左の2回、など国によって異なります。)

しかし、コロナの影響でもうしばらくこの挨拶をしていません。

日本人の私には、日本でする挨拶と変わらなくなったような感じですね笑

新生児と過ごすロックダウン。

また、私の個人的な話になりますが、
息子が産まれて数週間後にはロックダウンが始まりました。

息子の父親である主人は、
私の出産後、3週間の育児休暇を取っていました。
(アルゼンチンではこれをやる父親すごく多いです。)

その休暇中にロックダウンが始まり、
彼の職場もしばらく休業。その後は在宅勤務。

父親は子供と時間を過ごせますし、
また二人で子育てできるので私も助かってます。

人生でロックダウンに適した時期がもしあるとすれば、
息子が産まれた今でしたね。

新生児の頃はどちらにしろ
外にはほとんど出さないのでよかったのですが、

もう数ヶ月経ったので息子とも散歩などもっと外に出たいところですが、
それがなかなか叶わないのは少し悲しいところですね。

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治安の悪化。

世界的な不況が問題になっていますが、
アルゼンチンでも飲食店などコロナの影響で
経営の危ない店、閉めてしまった店はとても多いです。

そうなると、同時に失業率も上がりますよね。

アルゼンチンのような国では基本的に、
経済悪化人々の生活が苦しくなる治安悪化
という流れになってしまいます。

コロナがなくともペソの暴落等で経済の安定しない国ですから、
このコロナの影響は大きいです。

アルゼンチンは貧富格差の激しい国です。
人々の生活が苦しくなり、必死になった末に
人から盗むという結果になってしまうことも多々です。

決して犯罪を正当化する訳ではありません。
ただ、悲しいことです。

終わりに。

正直終わりが見えませんが、
今は世界中で同じ思いをしている人が山ほどいると思います。

言うまでもありませんが、
マスクやアルコールを日常的に使うようにもなりました。

コロナが終息して一刻も早く普通の生活に戻れることを祈っています。

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