熱すぎる!?南米のサッカー熱。【アルゼンチン在住者による】

海外生活リアル

こんにちは、いずみ@izum_i_nsta)です。

私自身、サッカーファンということは一切ないのですが、
現在住んでいるアルゼンチンでサッカーを避けて生活するのは難しい話です笑

今回はアルゼンチンを中心に、
南米の驚くべきサッカー熱について書きたいと思います。

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サッカー強豪国揃いの南米。

南米といえば、ヨーロッパ同様、
サッカーの強豪国揃いの地域です。

アルゼンチン、ブラジル、ウルグアイ、チリ、コロンビア等、
W杯の優勝候補と言われる事の多い国ばかりですね。

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アルゼンチンのレジェンド達。

アルゼンチンのサッカー選手といえば、

皆さんご存知のリオネル・メッシ
先日過去最高の6回目のバロンドールを受賞した世界最高クラスのサッカー選手です。
バロンドール:最優秀選手に送られるトロフィー。

マラドーナの存在も忘れてはいけません。
現在はアルゼンチンのローカルチームの監督を務めていますが、
サッカー史に名を残す偉大なサッカー選手です。

現役選手で挙げれば、
マンチェスターシティの英雄、セルヒオ・アグエロ
ユベントス所属のディバラなど、
他、歴史的にも数多くのレジェンドを輩出してきた国です。

1994年ワールドカップの悲劇。

ワールドカップの盛り上がりは、言うまでもありません。

2018年のロシアW杯にて、日本がコロンビア相手に
歴史的な勝利を挙げたことは記憶にも新しいかと思います。
アジアで初めて南米相手に勝利したとして話題になりました。

しかし、コロンビアには悲しいサッカーの歴史があります。

1994年、アメリカで行われたワールドカップで、
コロンビアは優勝候補と言われていました。

しかし、一次ラウンドで当時主将だったアンドレス・エスコバルという選手が
開催国アメリカ戦でオウンゴールを決めてしまいます。
これによって、コロンビアは一次ラウンドで敗退しました。

そして、大会中に自国に帰国したエスコバルはファンによって射殺されてしまったのです。

この事件からも分かるように、
南米ではサッカーがただのスポーツではないように思います。

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アウェーサポーター入場禁止!

アルゼンチンでは、2013年にサッカーの試合において、
アウェーサポーターの入場が禁止されました。

サポーター同士の喧嘩や暴動が絶えず、
多数の死者まで出してきた背景によるものです。

また、日本ではビールを飲みながらの観戦も醍醐味の一つのように感じますが、
アルコールも販売していません。

試合開催ならず!?

私自身とても驚いた、2018年の出来事について書きたいと思います。

南米では毎年、コパ・リベルタドーレスという大会が開催されます。
国毎ではなく、南米のクラブチーム同士が競い合う大会です。
ヨーロッパのチャンピオンズリーグの南米版ですね。

2018年、決勝に残った両チームがアルゼンチン、ブエノスアイレスを拠点とする、
ボカ・ジュニアリベール・プレートでした。
アルゼンチンを代表するライバル同士です。

ホーム&アウェー方式で、1試合目はボカの本拠地ラ・ボンボネーラで行われ、
結果は2−2の同点。
二週間後、リベールの本拠地エル・モヌメンタルで最終戦が行われる予定でした。

あの日私はテレビで観戦しようとしていました。
確か、午後4時か5時がキックオフの予定でした。
昼頃から既にスタジアムは満席。

しかし、ボカの選手たちがバスに乗ってモヌメンタルに向かう途中、
リベールのサポーターが石を投げ、ボカの選手が2名負傷してしまいます。
スタジアム周辺ではスタジアムに入りきらなかったサポーター達が暴動を起こし、
警察とバトルしています。
一時、7時キックオフへと延期。
しばらくすると、翌日へ延期、との発表。

翌日昼過ぎに、また延期を発表。
(その日はさすがにまだ満席ではありませんでした。)

国内ではしばらくどうなるのか、という論争が繰り広げられ、
最終的になんとスペインのレアル・マドリードのスタジアムで開催される事が決まりました。

南米のトーナメントの決勝を南米で行う事ができなかったのです。
大会の名前のリベルタドーレスは、スペイン語で”解放者達”を意味します。
南米植民地時代の独立におけるリーダーたちを讃える意味が込められています。
そんな大会の決勝を、当時”支配者”側であったスペインで行うことになるとは。

更に、コパ・リベルタドーレスはレベルの高い試合が繰り広げられることから、
世界中から注目される大会です。
アルゼンチンはまさに世界に恥を晒しました。

この事から学んでか、2019年より、コパ・リベルタドーレスの決勝戦は、
両チーム以外のスタジアムで一発勝負で行われることになりました。

また、今年もコパ・リベルタドーレスが執り行われましたが、
試合の合間に、ボカ、リベール両チームの伝説的選手が登場する、
”去年の過ちを繰り返さないように”
という意味を込めたコマーシャルが流れていました。

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終わりに。

私自身、アルゼンチンに来てまだ約1ヶ月で色んな事が初めてでした。
あれは正直、本当に言葉を失いましたね。
どんな国に来てしまったんだと笑

日本の友人に話すと、他に情熱を注ぐ事がないのか、と口を揃えました。
私もそう思います。ですが、

アルゼンチンは、教育格差が激しい国です。
そして、経済もとても不安定です。
国の経済が暴落していても、大きな試合があると莫大な利益を出します。
国民はサッカーにありったけのお金を使います。

まさに、他に情熱を注げる事がない人が多いんでしょうね。

今年のコパ・リベルタドーレスでは、私はサッカーがこの国に与える影響を考えると
なかなか楽しんで観戦する事ができませんでした。

もちろん悪い面だけではありませんが、
今回は私が驚いた南米のサッカー事情でした。

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