アルゼンチンでの出産レポ。【後編】分娩室〜退院。

海外生活リアル

こんにちは、いずみ@izum_i_nsta)です。

アルゼンチンでの出産レポ。【前編】破水〜分娩室。
こちらの記事に続いて、アルゼンチンで経験した出産レポを書きたいと思います。

前回は、我が子が産まれたところまでを書きました。
今回はその続きから退院するところまでを。

言うまでもありませんが、重ねます。
100人いれば100通りの出産があると思っています。
あくまでも私の経験であって、
アルゼンチンの病院が全てこうだという訳では決してないのでご了承を。

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分娩台から病室へ。

出産後、胎盤を取り除いたり等の処理が終わるまで、
終始産まれた息子を抱っこしていました。

してみようかと言われ、分娩台で初めての授乳もしてみました。
赤ちゃんは遊ぶだけでまだ吸えていませんでしたが。

そして全て終わると、病室に帰っていいよ、と。

彼が赤ちゃんを抱っこします。
私は車椅子に座ります。

産んだ張本人の私ですら実感がないのですから、彼はなおさらです。
二人で彼の抱っこする赤ちゃんを見て、信じられないね、と言いながら
係の人が私の車椅子を押してくれて、病室に戻りました。

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病室にて。

産まれて約1時間後の午後2時、病室に到着します。

日本の親に産まれたよ、と報告。
日本は夜中の2時でしたが、寝ずに待っていてくれたようです。


その後、看護師さんが来て授乳の仕方を教えてくれました。
私は座るのも痛いので、横になり添い寝で授乳をしてみます。

ちなみに、教えてくれたとは言ってもほんの少しで、
息子が1ヶ月ほどになったときに、授乳の仕方が悪くて
空気を一緒にたくさん飲んでしまっていたことが分かって
自分で調べて改善しました笑

日本は、約5日の入院期間中に授乳指導やら沐浴指導やらで
びっしり予定が組まれていると聞きました。

アルゼンチンでは、母子ともに問題がなければ
出産後約48時間で退院です。

もちろん先生が来て内診はしてくれますが、
入院中も特に予定が入っている訳ではありません。

なので、子育て初心者の私たちは迷子です笑

オムツの替え方が分からない。

私自身、甥っ子たちで赤ちゃんのオムツを替えるところは
幾度となく見たことがあります。
でも、実際に自分で替えたことはありません。
彼はもっと分かりません笑

しかも、私が産んだ病院では入院時の持ち物リストに
お尻拭きではなくóleo calcáreo(オレオカルカレオ)という
クリームよりさらさらした液体を用意するように書かれていました。

通常のお尻拭きでは赤ちゃんの肌が負けてしまうことがあるので、
100%天然で赤ちゃんの肌に優しいオレオカルカレオがいいんだとか。

もちろん退院後に何を使うかはそれぞれの判断ですが、
とりあえず既に産まれた今これしか手元にありません。

彼と二人でどうしたらいいか分からずに、
看護師さんを呼んで教えてもらいます。

病院が用意してくれるコットンにオレオカルカレオをつけてお尻を拭くんだよ、と。

ちなみに、これも教えてくれたとは言ってもほんの少しだったので、
退院してしばらくしてから、うんちがやけに漏れるので笑、
自分でオムツの替え方を調べて改善しました笑

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入院食。

夜中に破水し、最後の食事から時間が経っており、
病院に着いた時点でお腹が空いていたのですが、食べたらだめと言われ、
そのまま出産。

点滴は入れていたものの、お腹が空いています。

昼1時の出産でしたが、昼食は逃してしまったらしい。
次は、昼と夜の間の軽食(日本でいうところのおやつの時間ですかね)。

紅茶とビスケットのみでした笑。

そして、夜ご飯の時間です。出てきたのはこれ。

正直驚きましたね笑。
だいぶ我慢した上に、頑張って産んだのに、一発目の食事これか笑、と。

翌日、朝ご飯の時間です。
紅茶と5センチくらいに切ったバゲットとジャム。

本当にこれで足りるのか!?笑

入院食は終始こんな感じでした。

なので、毎食、彼が近くの店で何かしら他に買ってきてくれたり、
私が家で作り置きしておいたものを持ってきてくれたりしていました。


日本の産婦人科の食事が豪華なことは有名ですよね。
コース料理が付いている産院もあるそうですね。

日本で産んだ友人は、旅館やホテル並みだったと。

この点では、是非日本で産みたかったですね笑。

赤ちゃんが起きない。

日本では、母親が休めるように
夜は病院側が赤ちゃんを預かってくれる事が多いようですね。

私の産んだ病院では、産まれた後に分娩室から赤ちゃんと一緒に病室に戻り、
そのままずっと母子同室でした。

3〜4時間毎には授乳をするように言われていたのですが、
夜に赤ちゃんが4時間経っても起きません。

起こした方がいいのか看護師さんに聞くと、
起こすように、と。

抱っこして起こそうとしますが、
赤ちゃんも外の世界に出てきて疲れているのか、なかなか起きません。

看護師さんが来てくれて、結構な勢いで背中をさすって無理やり起こします。

産まれたばかりの赤ちゃんは糖を自分で作り出すことができないので、
起こしてでも授乳しなければいけないんだとか。

その為、出産の前日から、
何週間か経って赤ちゃんが何時間かまとめて寝られるようになるまで、
一度もまとめて寝られずにずっと疲れていましたね。

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産後2日で退院。

何度か先生が内診にきてくれましたし、
小児科の先生も来て、赤ちゃんを診てくれました。

そして、出産から2日後、
私も赤ちゃんも経過が順調だったので、退院です。

日本と比べるとだいぶ早いですね。

コロナウイルスの影響。

先生が内診に来てくれたときの会話です。

昨日、コロナのこと聞きに来たね〜。

そういえば、分娩室で我が子が産まれた直後、私が赤ちゃんを抱っこしていると、
主治医でも助産師でもない誰か(分娩室なので病院の人ではあると思いますが。)が入ってきて、
彼に私の事を聞いていました。

日本人?住んでるの?旅行で来てるの?

そのときは何の事かさっぱりでしたが、
コロナウイルスを警戒しての事だったようです。

息子が産まれた頃、
アルゼンチンではちょうどコロナウイルスの感染者が出始めた頃で、
アジア人には要注意だったんでしょうね。


私の産んだ病院は、産婦人科だけでなく他の科もある病院だったのですが、
かと思えば、私たちが退院した数日後にコロナ患者が出ていました。

早いように思えた退院も、結果的によかったです。

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終わりに。

いかがだったでしょうか。

日本と比べると、最低限しか揃っていませんでしたが、
肝心な息子が健康に産まれてきてくれただけで幸せです。

いつかもし日本で出産する機会があれば、
この経験を懐かしく思えるといいなと思います。

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