こんにちは、いずみ(@izum_i_nsta)です。
現在、アルゼンチン人の彼とアルゼンチンに住んでいる筆者ですが、
この度、現地で出産をしました。
母親の脳というのは、次の子を産む為に
妊娠出産の辛い記憶は忘れるようにできているんだとか。
そんな訳で今回は、記録として残すためにも、出産レポを書きたいと思います。
言うまでもありませんが、100人いれば100通りの出産があると思っています。
あくまでも私の経験であって、
アルゼンチンの病院が全てこうだという訳では決してないのでご了承を。
夜中2時に破水。
![](http://izblo.com/wp-content/uploads/2020/05/928595_s.jpg)
予定日まであと12日という日の夜中、一度トイレに起きたんです。
(妊娠中はトイレが近くて、夜中は数回起きていました。)
トイレから戻り、横になりましたが、
なんだかおしっこのようなものが少しずつ出続けています。
この数日前に外を歩いていた時に尿漏れのような感覚があり、
破水との違いを調べたばかりで、
尿漏れ:自分の意思で止められる
破水:自分ではコントロールできない
というものでした。
その日は、少しずつだけど止まりません。
出続けています。
もう一度トイレに行きました。
続けて二度起きたので、隣に寝ていた彼も起きます。
これは、破水っぽい!!!!!
ってことで、用意しておいた入院用の鞄に最後必要なものを入れて、
Uberを呼び、まだ陣痛もなく実感のない私は、彼に
![](http://izblo.com/wp-content/uploads/2019/09/2609421.jpg)
まじ?まじ?まじ?まじ?
と言いながら笑、
車で約5分のところにある病院へ彼と一緒に向かいました。
病院へ到着。
![](http://izblo.com/wp-content/uploads/2020/05/1242565_s.jpg)
Uberのドライバーと
![](http://izblo.com/wp-content/uploads/2019/09/2609421.jpg)
破水したんだよね。
![](http://izblo.com/wp-content/uploads/2020/05/portrait-3518463_640-e1590615358721.jpg)
急いだ方がいい?
![](http://izblo.com/wp-content/uploads/2019/09/2609421.jpg)
いや、大丈夫そうかな。
![](http://izblo.com/wp-content/uploads/2020/05/portrait-3518463_640-e1590615358721.jpg)
僕も娘がいるよ!頑張ってね!
なんて話をしながら、病院へ到着。
助産師さんが子宮口を診てくれて、
![](http://izblo.com/wp-content/uploads/2020/05/surgical-mask-4962034_640-e1590594164585.jpg)
まだ1センチも開いてないけど、しっかり破水してるね。
と言われました。
(ちなみに子宮口は、最終的に10センチ開かなければいけません。)
その後、NST検査をしたり、話をしたりしている間に軽い陣痛が始まりました。
破水してから約2時間後の午前4時前でした。
夜ご飯から時間が経っていたので、病院に着いた時点でお腹が空いていたのですが、
もし帝王切開になったら吐いてしまうし、
何があるか分からないから食べたらだめと言われ、
そのまま点滴を入れられました。
個室の病室(陣痛室?)に通され、また2時間後に様子見に来るね〜と。
陣痛との戦い。
ここから陣痛との戦いが始まりました。
間隔は5〜7分程、毎回約1分程痛みが続きます。
最初は少し痛いくらいだった陣痛が少しずつ痛みを増してきます。
陣痛の間は余裕があるので、日本にいる母親とラインで連絡を取りながら。
5時頃に助産師さんが様子を見に来てくれ、
子宮口をまた診てくれましたが、
![](http://izblo.com/wp-content/uploads/2020/05/surgical-mask-4962034_640-e1590594164585.jpg)
ぎりぎり2センチあるかないかかな〜。
と。
開くように子宮口を刺激してくれますが、これもまた痛い。
このまま開かなければ、緊急帝王切開になる可能性もあります。
そこで、点滴に促進剤を入れてくれました。
”子宮口が開くのを助ける薬”とのこと。
そうこうしている内に先生も出勤。
その後も、開いてはいきましたが、だいぶゆっくりであった為、
計3回、促進剤を入れました。
最後の辛い3時間。
破水してから約8時間後の午前10時頃、
最後の促進剤を入れてからでした。
陣痛の間隔が急に1分になり、痛みもだいぶ増しました。
ここからはもう余裕がありません。
日本語の分からない彼に日本語で叫びながら笑、陣痛に耐えました。
昼の12時頃、子宮口が9センチ開いたところで私だけ分娩室に移動。
本当は10センチ開いてから移動するそうなのですが、
私の前に帝王切開の出産が入っているらしく、早めの移動。
分娩室で待っている間に、
隣の分娩室で生まれた他の赤ちゃんを洗って服を着せているのが見えます。
![](http://izblo.com/wp-content/uploads/2020/05/surgical-mask-4962034_640-e1590594164585.jpg)
次はあなたの赤ちゃんよ!
1分毎に来る強い陣痛が痛くて痛くて余裕はなかったのですが、
夜中2時に破水して、2時間ほどしか寝てないままの出産になった為、
眠くて眠くて笑
分娩台の上でも割と産まれる直前まで、陣痛の合間の1分間で寝落ちしていました笑
私の彼も防護服を着て登場。励ましてくれます。
今、他の赤ちゃんを取り上げた先生も登場。
い〜〜た〜〜い〜〜!!!
と日本語で叫ぶ私を見て、
彼に何て言ってるの?と聞く先生笑。
ついに!!!
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![](http://izblo.com/wp-content/uploads/2020/06/804030_s.jpg)
分娩台の足置き場などを調整して、
いよいよ産む体制に。
ここからは、あまり覚えていませんが、
本気で力んだのは5回ほどでした。
彼曰く、私は顔を真っ赤にして、首の血管が見えていたそう笑。
そして、ついに頭が出て、すぐに身体も出ました。
ニュルっと不思議な感覚でした。
破水してから約11時間後の午後1時頃でした。
まだ臍の緒の繋がる我が子を抱っこさせてくれます。
臍の緒を切ると、洗って服を着せてくれます。
先生が取り出した胎盤を見せてくれ、
また赤ちゃんを抱っこさせてくれている間に、
会陰切開の傷を縫ってくれています。
ここは麻酔がかかっているらしく痛くはありません。
彼と一緒に終始号泣でした。
終わりに。
まだ分娩台の上ですが、今回はここまでです。
続きはこちらをご覧ください。
アルゼンチンでの出産レポ。【後編】分娩室〜退院。
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